ポルトガル紀行
ベレンの塔 2005年12月1日〜9日
前書:1980年9月、仕事の関係で初めてポルトガルのポルトに行きました。石畳の道、セピア色に染まる海岸沿いの光景に機会を見て再訪したいと常々思っていました。25年ぶりに実現です。感傷が先行して思いの半分も語れないかも知れません。その時一緒に旅した同僚、上司もこの話を耳にして、地団駄される光景が目に浮かびます。いつか出かけてみようという方に、日程表もご覧下さい。ご参考になれば幸いです。                画像はクリックで拡大します
行程:那須⇒成田⇒フランクフルト(乗継)⇒リスボン⇒(電車)シントラ⇒リスボン(高速バス)⇒ポルト(電車)⇒アヴェイロ(超特急電車)⇒リスボン⇒フランクフルト⇒成田⇒那須  日程表 資料

リスボン/Lisboa

観光見物には、一日乗車券を利用するのがBest.    
12月1日am7に黒磯駅を乗車してからpm9にリスボン空港に到着するまで23時間(時差9時間)。フランクフルトで1時間の待ち時間。TPA(ポルトガル航空)のA319機内は、約50名程度。同乗の日本人は一組のご夫妻のみ(後日シントラ再会)。シンプルな機内食に苦笑。3時間の機内は、テレビ・映画等も無く、視界も悪く手持ち無沙汰でした。忙しく立ち回る小柄でチャーミングなCAが唯一の慰めです。空港でのバックの引取りもスムーズでタクシーで一路ホテルへ。乗車料金:18ユーロ(チョット高い?)2個のバック10ユーロが含まれていました。(しゃーないか)
フィゲイラ広場。リスボンの中心地ロッシオ広場(ペデロ4世広場)の隣にある。市電、バス等の始発駅。
←右図:サン・ジョルジェ城から見たフィゲイロ広場。大衆食堂・カフェレストランが多い。マクドナルドも有りました。
ケーブルカー(Elevador)  リスボン市内には、3つの路線があります。写真は、ラヴラ線、急勾配200〜300mを走っています。一日乗車券利用可。ゆっくり走るとは故、飛降り禁止とのこと。おばちゃんが社内で切符を売っていました。リベルターデ大通りから上って行きます。生活に利用しているとは思えませんね。
  
モラエスの家
←日本で30年以上過ごし、日本を広く世界に紹介した「ヴァンセスラウ・ソウザ・モラエス」の生家です。[愛せし日本で・・」の件に目頭が熱くなってしまいました。左の建物中央出入り口の上部にプレートがあります。

1854年〜1929年

木造のエレベーター
ベレンの塔はガイドブックの表紙になるくらいに有名です。川からの侵入者を見張るため1519年に建てられたリスボン西の砦。フィゲイラ広場から路面電車で約20分。近くには、「発見のモニュメント」「ジェロニモ修道院」があります。
 テージョ川に浮かぶベレンの塔
2階の砲台室
3階のテラス
テラスから住宅街を望む
「発見のモニュメント」
エンリケ航海王子の死後500年を記念して建てられた記念碑。ポルトガルを代表する偉人が並ぶ。記念碑前の広場には、世界各国への到着年が刻まれています。日本は、一番右端し、東洋の遠い国です
シントラ/Sintra リスボンのロッシオ駅からR(鈍行)で45分。終着駅。駅前からバスでペナ宮へ(15分)。室内は、撮影禁止でお伝え出来ないのが残念。16世紀の王族の居間・寝室は必見。水洗式トイレに驚き。高台にあるので周囲が一望できます。 
駅構内の案内所は親切是非利用したい
ペナ宮

中庭
ペナ宮からの眺望
シントラ駅前から発着するバス。
ポルト/Porto リスボンより高速バスを利用しました。10:30⇒14:00 14ユーロ 車窓を楽しみながら快適でした。ポルトのバスステーションも街の中心街で利便性は良いです。ホテルも三ツ星ですが、リーズナブルで満足でした。
ドウロ川の帆船
ドウロ川のツアー船
ポルトは、ポルトガルワインに代表されます。ドウロ川の南側にはワインセラーが多く立並び、見学ツアーも有ります。目当ての「SANDMAN」には、日本語ツアー6ユーロでした。無料の所も有るようです。各社の帆船は、宣伝用とのこと。川沿いには、レストランも立並び、ポルトガル料理を食べる事が出来ます。魚料理が主ですが、日本人の好みに近く美味しく頂きました。料金は三人でワイン付き(ワインは私だけ)60ユーロで十分でした。一皿の量が多いですから、何種類か取り分けて頂くのが良いですね。一日乗車券もありますが、ポルトはそれ程広くないので歩いて回りました。リスボンに比べると小さい街です。
エンリケ航海王子像
白壁のレストラン
リベルダーデ広場
リベイラ広場
ドウロ川沿い
ドウロ川沿いのレストラン
ドウロ川クルーズ乗り場
路面電車

宿泊ホテル
リベルダーデ広場
ワインセラー
アヴェイロ/Aveiro ポルトからR(鈍行)で1時間。アズレージョで装飾された建物が立並ぶ街です。生憎、運河、メインのカステロ通りが工事中で残念な思いをしましたが、心が弾むような一日でした。案内所では、「久しぶりの日本人ね」と。日本人は、立ち寄らない?。写真家A氏のお薦めでしたが、立寄って大正解でした。
アヴェイロ駅
アヴェイロ駅

街中の一角

アズレージョで飾る店
moromoro 食事費用は、非常に気に掛かるところです。朝食は、ホテルのバイキング(宿泊料金込み)を利用し、昼食は、軽食で済ませ、夕食にウエートを掛ける事にしました。ポルトガル料理です。下記のメニューにスープ、デザート、コーヒー、グラスワインが付いて40〜60ユーロ(3人分)でしたFADOは、特別高い訳ではなく、テーブルチャージは、5ユーロでした。

TPA機内食
リスボンホテル朝食
夕食(ポルトガル料理)
夕食(ポルトガル料理)
カフェにて昼食(アヴェイロ)
ジェロニモ修道院近くのマクドナルド

ポルトのマクドナルド

朝食バイキング

ポルトの売店

ポルトの有料トイレ
FADO レストラン

ポルトガルの代表的な土産類
後記:いつもの事ながら独自で航空券・ホテル等を手配し、予約購入出来にくいチケット類は、現地で購入しています。計画を作成する元情報は、市販のガイドブックです。今回は、「ワールドガイド ポルトガル(JTB発行)」を参考にしました。現地に行って記載内容の違いに唖然です。料金の違いは止む無しとしても、交通機関の発着駅の違い、地図の間違い・・・・etc」。却ってこの事が、情報通になったとも言えますね。ホテル・空港、主要駅では、英会話は問題ないのですが、街中では、苦労しました。それでも、何とか答えようとされるポルトガル人の親切さを身にしみて感じ,もう一度、行きたいところの一つになりました。これから25年後は、難しいですから、5〜6年の内に実現したいです。ご質問・ご意見は、「HOME」の掲示板をご利用下さい。 
 想い出紀行